会員制スーパー業界が再び拡大モードに!
- hayashi30
- 4月12日
- 読了時間: 2分
Walmart(ウォルマート)傘下の会員制スーパー「Sam’s Club(サムズクラブ)」が、今後アメリカ国内で年間約15店舗の新規出店を目指すと発表しました。さらに、現在全米にある約600店舗も順次リニューアルを進める方針です。
コストコやBJ’sも拡大中、会員制スーパーが再注目
近年アメリカでは、物価高やインフレの影響で「まとめ買いでお得に買い物ができる」倉庫型スーパー(Warehouse Club)の人気が再燃。コロナ禍や物流混乱を経て、食料品・日用品を大量に買い置きする消費者が増えたことが背景にあります。
ライバルのCostco(コストコ)はアメリカ国内に約620店舗を展開し、今年度は28店舗の新規出店を予定。BJ’s Wholesale Clubも、今後2年間で25〜30店舗を新設予定です。
サムズクラブの戦略
サムズクラブは2018年に一度63店舗を閉鎖しましたが、その後方針を転換。2023年にはテキサス州ダラス郊外に最新型店舗をオープン。セルフレジなし、ネット注文商品の展示、オンライン注文専用の受取スペースを備える“次世代型店舗”として注目されました。
今後、この新フォーマットを全米に展開し、新規出店と既存店舗のリニューアルを加速する計画です。
売上と会員数も好調
・2024年1月期 売上高:902億ドル(約13兆790億円) → パンデミック前と比べて約53%増
・既存店売上高(ガソリン除く):前年比5.9%増
・ネット販売:前年比24%増
・会員収入:前年比13%増
サムズクラブは今後8〜10年で会員数を2倍にする目標も掲げています。

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